足を崩して読む育児日記

0歳の娘がいます。正座で読むと痺れる育児日記です。

亀田製菓の陰謀を見抜いた。ハインハインに掌握される世界の到来も間近。

 

 

 

ハインハインご存知ですか?

 

こちら。

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うちの娘も大好きハインハイン

赤ちゃんせんべいといったら、はい。
ハインハイン。

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赤ちゃんの味方とみせかけて、全面的に親の味方、みんなが大好きハインハイン。

 

これ、45年の歴史があるそう。

ということは、45歳以下の日本人は一度はハインハインを口にしているはず。

 

そこのあなたも、物心がつく前、ハインハインの虜になっていたはず。

 

幼き頃、日本に住まわれていた方はもれなくハインハインの餌食になっていたはずだ。
あっちを餌食にしているつもりが、そっちが餌食になっていたのだ。
あれ、こっちが?
ん、あっちが?いや、そっち?

 

とにかく、あっちのハインハインは亀田製菓さんの製品って知ってました?

 

 

亀田製菓といえば?

ハッピーターンでしょ。

 


あの世にも恐ろしいハッピーターン
なぜあんなにも中毒性があるのかやっとわかった。


生後7ヶ月からハインハインに魅了され、あの細長くて握りやすい形状に洗脳され続けていると、
自分でお菓子を選べるお年頃になったとき、無意識に同じ形状のハッピーターンを手に取ってしまう。


自分の意思でお菓子を選んでいるつもりが、亀田製菓に操られていたのだ。

 

ハインハインからはじまり、ハッピーターン、ソフトせんべい、ぽたぽた焼、さいごは柿の種で締めくくられる。そういう人生。
亀田製菓の引いたレールの上を歩む人生。

 

 

恐ろしい。45年も前から、人ひとりの人生を乗っ取る計画を企てていたのだ。

 

(子供がハインハインデビューを果たした)この日、私は思い出した。亀田に支配されていた恐怖を。
進撃のハインハインだ。

 


お休みの日にお父さんと公園に行き、一枚ずつ分け合ったハインハイン。

 

午後3時、おやつの時間に、お母さんに抱っこされながら食べたハインハイン。

 

どれもキラキラとしたかけがえのない大切な

 

妄想。


正直、小学2年生以前の記憶はございません。

 

 

しかし、ハインハインを一口たべると懐かしい気持ちで胸がいっぱいになる。


こんな気持ちにさせる亀田製菓の狙いは一体なんなんだ。
45年前、突如としてターゲットを赤ちゃんに絞った製品を生み出した理由は?

 

 

 


『遺伝子レベルで日本を掌握する』

間違いない。


ハインハインを食べていた男女が大人になり、お互いハインハインが大好きだったことを自覚せずに結婚し、子供を産む。

 

ハインハイン好き×ハインハイン好き

 

もちろん子供はハインハイン好きだ。


遺伝子に「ハインハインが強烈に好き」と書き込まれている。

 

ハインハインへの想いの強い個体のみ生き残る。弱肉強食。これぞ自然界のルール。

 

万が一、

 

ハインハイン好き×ハインハイン普通

 

の2人が結婚したとしても、子供はハインハイン好きが生まれる。

ハインハイン好きが優勢だからだ。

 

思い出して欲しい。中学生くらいの時、直毛と巻毛のモルモットで遺伝について習ったはずだ。残念ながら遺伝にも優劣がある。

 

近々、
「遺伝についての授業は、ハインハイン好きなモルモットとハインハイン普通なモルモットで説明すること。」と文部科学省から直々に指示が出ることだろう。

 

こうして「ハインハイン好き」としてこの世に誕生してしまえば、もう亀田製菓の手の中で一生過ごすことになる。


恐るべしハインハイン。恐るべし亀田製菓

亀田製菓が日本を乗っ取るのも時間の問題だ。

しかし、

 

にこにことハインハインを頬張る娘の横で、
私と旦那さんはハッピーターンを食べ、
隣では、父と母が柿の種を仲良くピーナッツと茶色いのを分けっこしながら食べる。


そんな幸せなおやつタイムを提供してくれる亀田製菓、MAJIさいこー。

 

私は亀田製菓の引いたレールの上を胸を張って歩んでいこうと思う。

 

亀田製菓の回し者でもなければ、親族にも友人にも亀田製菓の関係者はおりません。たぶん。むしろ亀田製菓さんごめんなさい。えへへ。)

ッコングラッッッツェレーショーーーゥンな気持ちを込めて出産祝いとさせていただきます。

出産祝いって悩みますよね。

 

私、一回出産経験してるにも関わらず、何がイケてる出産祝いなのか未だにわからない。

 

出産直後の自分が、何が欲しかったか全く覚えてない。
30時間というまぁまぁの難産をこなしたにも関わらず、出産直後はテンションぶちあがりのスーパーマリオ状態で、1人寝れなくなり、Netflixでブレイキングバッドを夜な夜な見ていた記憶はある。


ただ、自分がもらった出産祝いは全て嬉しかった。

 

おくるみも嬉しかったし、離乳食用の食器も嬉し勝俣氏、間違えた、嬉しかったし、お菓子も絵本もおもちゃも全部嬉しかった。

 

あと、お父さんから銀のスプーンとフォークを貰らいました。


貰った時は、
「不可解なお洒落感…一体誰から教わったんだ…妙だな…」
と一瞬私の中の名探偵コナンがざわつき出しました。

しかも娘の名前が彫れるやつ。

何このプレゼントおしゃれ。
チョイスがOLじゃん。

 

「ヨーロッパでは銀のスプーンが出産祝いの定番だよ」

っておっしゃってたけど、ヨーロッパに住んでた事ないよね。縁もゆかりもない。
けど、自分じゃ買わないものだし大変に嬉しかったです。ありがとうダディ。大切に大切に使おう。


そして、最近仲良しのお友達が出産しまして、それはそれはめでたい。嬉しい。
出産祝いをどうしてもあげたい。
なにがなんでも祝いたい。

 

なにをあげたら喜んでくれるのか…。

 

すでに出産経験しちゃってるから、出産祝いのハードルが上がってる気がする。
出産経験してるくせに、消しゴムとかBB弾とかあげたら縁を切られるかもしれない。

 

そもそもプレゼントって難しくないですか?
わたし、プレゼントに自信を持てたこと一度もない。

 

もう迷うの辛いから姉への誕生日プレゼントは毎年化粧品と決めてる。

 

毎年毎年。何があろうと化粧品。たとえ姉が兄になろうと化粧品。
この人は化粧品くれる妖怪だって認識されてしまえばこちらのもの、何も考える必要がなくなる。
グロス、チーク、アイシャドウをローテーションすればいいのだ。

プレゼントに悩む時間を減らすことで、姉の誕生を心から祝える。

 

あと、化粧品を買うと試供品が付いてきて、その試供品は私の懐に入るからwin-winだ。
姉妹は常に助け合わないとね。世界でたった2人の姉妹だ。これぞ家族愛。

 

でも、出産祝いとなると毎年のことじゃないしね。
姉には申し訳ないけど、姉が31歳から32歳になるのと、人が1人誕生するのじゃコングラッチュレーション感が全然違う。

 

姉の誕生日は、
コングラッチュレーショーン!
だけど、

 

出産祝いは、
ッコングラッッッツェレーショーーーゥン!!!!

でしょ。

 

これをプレゼントという形でどう表現したら良いものか。

単調な毎日を送る私に、
ッコングラッッッツェレーショーーーゥン!!!!ていう気持ちをプレゼンしてくれたお礼もかねて、なんとしても最高なプレゼントをあげたい。

 

でも、何も思い浮かばないんですぅぅ。
なんで?

 

なんっにも思い浮かばない。


気持ちばかり先走って、何ひとついい案がひねり出てこない。

 

プレゼントは気持ちが大事っていうけど、すごい気持ち入れても、輪ゴムとかじゃだめでしょ?

 

「この輪ゴムにね、一本一本におめでとうの気持ち込めたんだ♡だ・か・ら、ぜひ片栗粉の袋を留めるのに使って欲しいな♡120本入りだよ♡」

 

絶対いらないし、子供に悪影響だから距離置こうってなるよね。

 

距離置かれたらほんと泣く。
新生児の可愛さをおすそ分けして欲しいのに。


何としても今後とも末長くお付き合いを続けさせていただきたいのに、どうしたらいいのか。

 

聞こう。
もう本人に聞こう。

 


「何が欲しいかね?」

 

 

 


「商品券。」
「はい。かしこまりました。」

 


プレゼントは気持ちだよね。
商品券一枚一枚に気持ちを込めて、馳せ参じます。


みなさんも迷ったら聞くっていうのどうですか。

あと、銀のスプーンもおすすめです。

夕方が愛せないのはまつ毛のせいだと判明した

みなさん夕方って好きですか?

 

 

私は嫌いですね。

嫌い。

正確にいうと、今は嫌い。

 

 

会社員時代は夕方大好き!
闇が広がれば広がるほど好き!夕方通り越して夜が好き!!!!でした。

 

朝起きた瞬間から夕方を目指し、脳内にはアフターシックスの事を考えるスペースしかなかった。

 

今期の交際費が明らかに足りないことや、取引先から一向に返信がこないことや、明日の会議の資料のこと、新人のヘルメットを補充しないと環境安全部(社員の安全を司るバリヤード的存在)に怒られる事、そんな事について考えるスペースはこれっぽっちもなかった。


なぜならば、アフターシックスに全てをかけていたからだ。

定時が来たら、あたかもトイレに行くふりをしながら退勤する。
もしこのあと災害があれば、私のヘルメット使っていいからね。と新人に囁きながら。

 

 

私のアフターシックスは誰にも渡さない。
何人たりとも指を触れさせない。

 

アフターシックスには無限の可能性がある。
映画を観れるし、漫画喫茶にも行ける。
ネイルにも美容院にも行ける、まつ毛を増やせるし、伸ばす事もできる。
まつ毛を増やしたかと思えば、脇毛を根絶させる事もできる。
飲みにも行けるし、カラオケでストレス発散だってできる。

 

合コンに繰り出す事だってできる。
右めがね700万、真ん中ひげ450万、左グレースーツ900万。
純粋な心と引き換えに、合コンの死神と取引した「目」で彼らの年収を読みとり、瞬時にインプットする。


この世で夕方が嫌いな人がいるなんて信じられなかった。


しかし、今は嫌いだ。


なぜなら夕方にすべてのしわ寄せがくるからだ。

 

畳みかけの洗濯物の山、お昼ごはんの残骸、そこかしこに鎮座するほこり、献立すら決まっていない夕飯の準備、娘の夕食にお風呂、何もしていないのに溜まった謎の疲労、太もものセルライト、シミに二重アゴ、全てが夕方のせいだ。

 

もろもろが夕方に一斉に溢れ出す。
こんなセルライト今朝はなかったはずだ。

 

さらにあと数時間で旦那さんが帰ってくる。
夕飯もなければ部屋も散らかり放題だ。

 

私はまず何をしなければならないのか。
苦労して手に入れた死神の目が何の役にも立たない。
あの栄光のアフターシックスで得たものは何も役に立たない…

 


娘を背中にぶらさげて、鬼の形相で部屋を片付ける。
なりふり構わず米を研ぎ、
完成形が見えないままに、思い思いの食材を炒める。

 

そして静寂の中、娘にお夕飯を献上する。(子供のご飯タイムはテレビを消せってなんか偉い人が言ってた。)

 

洗濯物をたたみ、お風呂を洗う。

 

 

次は、お風呂だ。
赤ちゃん湯船に娘を座らせ、娘から一瞬たりとも目を離さず、まずは自分がシャワーをあびる
娘を産んでから、目を開けたまま顔を洗うことができるようになった。
自慢の死神の目が違う形で奮闘している。


そして娘を洗う。有無を言わさず、洗われてることに気がつかれる前に全てを洗い流す。

 

お風呂から出たら、最後の力を振り絞り、ぐずる娘を寝かしつける。

 

だいたいこのあたりで旦那さんが帰宅するが、「おかえりおつかれ」の8文字を口パクするので精一杯だ。

 

こんな具合に毎日毎日夕方は慌てふためいている。

日中のグータラした自分を心の底から恨み、夕方にすべての帳尻を合わせる作業に追われる。

 

 

『いざという時に慌てないために、準備はしっかりと』

 

会社員時代、環境安全部の部長から毎月言われていたことを思い出した。

 

そうだ。
私は全く成長していない。

 

アフターシックスにうつつを抜かし、人の年収を見抜く目を手に入れることに注力するあまり、自身の成長を疎かにしていた。

 

人の年収を見抜く、140本のまつ毛エクステがついた目だ。

 

 

あーーー、まつ毛エクステつけたい。
そしたら夕方も愛せる。

 

まつ毛エクステさえすれば、家も綺麗に保てるしご飯も美味しく作れるしセルライトも消える。

まつ毛エクステをして夕方を愛したい。

 

 

さて、

 

着地点を見失ったことをお察しいただき、これにて退散とさせていただきます。


さようなら。

全日本 産休謳歌選手権優勝者による産休のススメ

去年の12月に娘を産んだんですけど、その前は私も妊婦生活してました。

 

臨月に入ると、体が日に日に球体に近づき、食べると太るという生命の神秘に感動する毎日。

そして、今か今かと娘の誕生を待ちわびる幸せな毎日。

 

そう、それは産休。

楽しみに楽しみに楽しみにしていた産休。

 

お仕事最終日の帰路は、引くほどテンションが上がり、16キロ増えた限りなく球体に近い体型でありながら、電車の中で2ミリ浮いた状態で優先席の上に浮遊させていただいていた。


その節は席を譲っていただき、誠にありがとうございました。

 

私の産休ライフ。
バラ色の産休ライフ。ついに掴み取った産休ライフ。

 

まず何がいいって、いつでも自由にトイレに行ける。

 

妊娠後期になると、本気で頻尿になる。
本気で頻尿。本気のやつね。


20代の男性が、「俺…お前のこと本気だから。」で使う本気とはわけが違う。

本気度で言ったら雲泥の差だ。
本気だったためしがないもん。知ってるもん。こっちは本気で頻尿なんだ。バカにしないでいただきたい。

 

 

通勤は試練の時だった。
朝、家を出る直前にトイレに行き、弾丸のごとく職場を目指す。邪念を振り払い、まっすぐ前だけを見据え、職場を目指す。

わたしの尿意リミッターがはずれるのが先か、職場のトイレに辿り着くのが先か。

 

東京駅周辺のトイレは全て頭に入っていると言っても過言ではない。

再開発の進む大手町・丸の内の、刻々と変わるトイレ事情に遅れを取らぬよう、トイレ情報のアップデートにいそしむ毎日。懐かしい思い出だ。
おすすめのトイレは、新丸ビルとKITTEのトイレだよ☆圧倒的な綺麗さだよ☆

 

そんな、トイレに支配された毎日だった。

 

それが、産休ライフに入るとどうだろう。


家にいれば5歩でトイレに行ける。

電車だって怖くない。トイレに行きたいと思えば、途中下車だって自由自在。

それが産休ライフだ。


ただ、映画は要注意だ。


闇金ウシジマくんを見に言った時、最後の方はトイレの事で頭がいっぱいだった。

山田孝之さんの顔を大画面で見ながら、この映画が終わったらどういう経路でトイレに駆け込むかをずっと考えていた。


あと、臨月でウシジマくんを見に行くと割と目立つ。

 

 

もちろん、トイレが自由なだけが産休ライフではない。

 

睡魔とも素直に向き合える。

 

見つめ合うと素直にお喋りできない。
そんな存在だった睡魔に素直になれる。

 

睡魔に対して素直な気持ちで向き合ってみると、 確実に、 起きた瞬間からもう眠い。
むしろ何故起きたのか?


それはトイレに行きたいからだ。

 

しかし、産休は決してトイレと睡眠の為のお休みではない。

 

働く妊婦さんとお腹の赤ちゃんの健康を思って、頭のいい人が作ってくれた制度だ。


頭も良くて心も優しい。いったい誰なんだ。

出来ることなら、一度でいいのでその方に娘を抱っこしてほしい。

その方の銅像を作ることがあれば、いくらか寄付したい。

 

 

そんな素晴らしき産休だが、もしこれから第一子出産に向けて、産休に入るよって方に、僭越ながらアドバイスさせていただきたい。

 

 

『何をして過ごすか。』

 


これは産休ライフを手に入れた人の共通の悩みだと思う。

 


きっと「産休・過ごし方」で検索される回数は「会社・仮病・ばれない」で検索される回数には到底及ばないが、「くるぶし・大きすぎ?」で検索される回数をはるかに上回るはずだ。

 

 

私のオススメの過ごし方は、

 

 

「やりたいこと「だけ」をやるべし」

 

 

これだ。

 

 

食べたいものを食べたいだけ食べ(お医者さんと相談してね♡)、寝たければねる。散歩したければ散歩をし、テレビを見たければ観る。

闇金ウシジマくんを全巻揃えたって構わない。

 

こんな怠惰な生活をして申し訳ない。なんて思わずに、思いっきりやりたいことにのみ注力する。これがオススメだ。

 

どんなに怠惰な生活をしようとも、そんな事で産休の生みの親は怒らないはずだ。

なんせ頭が良くて心が優しいからね。心に余裕がある人は人の安らぎを妬んだりしない。

 

 

ちなみに私は、ベッドとトイレを往復し、「産休・過ごし方」を検索しまくって過ごした。

ベッドの中で、「全日本 産休謳歌選手権」を開催した。

 

もちろん私が優勝者だ。

産休の過ごし方を調べる事で産休を消化した。我ながら立派すぎる。

 

 


この記事が産休中の誰かの暇つぶしになることを願って。

 

 

 

Thank you.

オムツ替えから見る我が子の将来

娘ももう産まれて9ヶ月。
280日くらい。

 

少し前まで首もふにゃふにゃで、か細い声でにゃーにゃー言うことしかできなかったのに、今では寝返りは自由自在、ずり這いは高速、下の歯が2本立派に生えている。
母子手帳に載ってる成長曲線のど真ん中をいく、王道派のあかちゃんだ。

 

新生児時代は、首なんてほんとふにゃふにゃで、いつ首が座るかな〜ってウキウキしてたのに、今や誰が見ても座ってる。

 

彼女の体の4分の1を占めてる頭を首一本で支えてる。首の責任感すごすぎる。

 

つまり、日本の人口に換算すると、65歳以上の大先輩たちの豊かな老後を1人で一手に引き受ける事になる。

彼女の首は未来の宝だ。

 

今日の日本を作ってくれた大先輩方を、敬い、大事にできるそんな大人になってほしい。

 


話は逸れたが、そんな輝かしい未来を背負って彼女は日々成長している。
成長は何よりも喜ばしいが、彼女の成長に私のオムツ替えスキルが追いついていない。

 

完全マスターした寝返りを何としても披露したい娘、仰向けの状態でしかオムツを替えられないお肌の曲がり角真っ盛りの母。

 

仰向けに、すれどもすれどもうつ伏せに寝返る。

『仰向けにしたらば間髪入れずにうつ伏せに返る』
そういう儀式だと勘違いしているのかもしれない。なにがあろうとうつ伏せに返る。


絶対に両肩を床につけてはならぬ。という決心が彼女の目から伝わってくる。

 


これは、


将来の吉田沙保里選手かもしれない。

 


月齢9ヶ月にして、いかなる時も絶対に両肩を床につけないという闘志を持ち合わせている。

 

数年後レスリング選手として世界に羽ばたき、日本を、世界を救う将来が見える。
何しろ彼女の首には、日本の65歳以上の大先輩方の豊かな老後が乗っかっているのだ。

 

レスリングで天下を取った日には、母は9ヶ月の時から娘の可能性を信じていた。と胸を張って言える。
驚くほどくだらないこのブログが役に立つ日が来る。


しかし、世界の壁は高い。そして厚い。
天下を取るには日々の鍛錬が必要だ。

 

そのためには、私はオムツ替えの、いや、フォール(レスリングの決め技)のスキルを上げて彼女の鍛錬に付き合わなければ。

 

娘の、最初にして最大の壁は自分でありたい。

 


そうと決まれば早速「レスリング フォール コツ」で調べてみる。

 

…全然理解できない。

こんなに理解できないことある?是非みなさんも調べてみて。
カタカナが多すぎる。

 

 

仕方なしに「オムツ替え コツ」で調べる。
人間妥協も必要だ。スポーツマンだって稀に妥協することもあるだろう。

 

すると。。。


「寝返りを打ったら、テープタイプからパンツタイプに切り替えるとよい。」と。


パンツタイプに切り替えるとよい。


パンツタイプ。


スポッと履かせるだけ。
うつ伏せ状態でもスポッと履かせることが可能だ。


こりゃ〜いいや!
夫よ!今日は早めに仕事を切り上げて、パンツタイプのオムツ買って帰って来て。


寝返りたいだけ寝返ればいいんだ。
やりたい事をやりたいだけやらせる。
今流行りのモンテッソーリ教育だ。


このまま両肩を決して床に着けないスタイルを貫いて、レスリング選手になるでもよし、強靭な首を活かして、活かして、、なんかやるでもよし、平凡に穏やかに暮らすでもよし。

 

人様に迷惑をかけず、人生を全うしてくれれば私はそれだけで涙が出るほど嬉しい。

 


あと、

オムツ替えの時間が半減して涙が出るほど嬉しい。ありがとうパンツタイプオムツ。

 

子連れトイレのプロフェッショナル〜大人のトイトレ〜

小さなお子さまを育てていらっしゃるお父様お母様、抱っこ紐トイレ、行ってますよね?

抱っこ紐トイレとは、抱っこ紐に子供を装着した状態のまま用をたすこと。

 

え、トイレにチャイルドシート的なものあるじゃんね。って思うよね。

 

そうよね。私もそう思う。


けどね

まず切羽詰まってる時は、あんないろんな紐がブラブラしてて、どこをどう引っ張れば外せるのか一瞬考えなきゃいけない構造の抱っこ紐を、いちいち外したりできません。

それに、子供が爆睡してるタイミングで催すことあるし。
抱っこ紐のなかで愛する我が子が綺麗な寝顔をお披露目してくれているのに、自分の老廃物を排出するためだけに起こすなんて、自然の摂理に反している。神のお導きに反している。

だから、抱っこ紐で抱っこしたまま用をたすのだ。神のお導きともいえる。

 

うそです。

 

8割の確率で単純に面倒臭いから抱っこ紐トイレします。
降ろしたり座らせたり、また抱っこしたり、、が非常に、猛烈に、面倒臭い。

座らせても、57%の確率で泣き叫ぶし。

娘に目の前で号泣されながら、自らはお尻を出してトイレに座ってる図。
泣きたくなる。

用を足しながら、「ほーれほれほれ」と変顔をしてあやす図。
泣きたくなる。

それならばもう、抱っこ紐のままトイレしましょっていうことになる。

すると、
我が子と私は一心同体、私はどんな時も我が子の味方。
そういう綺麗な心でトイレに挑める。

 


たが、この抱っこ紐トイレ、初心者には難しい。


急に反り返ったりイレギュラーな動きをかます8キロのお米をリュックに入れて、前に背負った状態でトイレをすることを想像してほしい。


重心がやけに前にある上に、下は全く見えない。

 

背筋にバランス力、コミュニケーション能力に統率力、透視力に想像力、腕力に脚力、剛力に彩芽、さまざまな力が必要なのだ。

 

また、冬はタイツや腹巻などの妨害により難易度が上がるため、冬の抱っこ紐トイレは、テクニカルポイントが3.5点加算される。

 

ちなみに、私の抱っこ紐トイレデビューは、自分の産後1ヶ月検診で、尿検査なるミッションを課された時だ。


抱っこ紐トイレデビュー初日で尿検査なんて、社会人デビュー初日に常務を口説き落とすくらい無謀。

社会人デビュー初日に常務を口説き落とすのは割と簡単な可能性もある。
いつだって20代前半の女子の初々しさは武器だ。

 

でも、抱っこ紐トイレ初日の尿検査には、初々しさは不要。まずもって、私はアラサーだから初々しさは足枷でしかない。

背筋とハムストリングの筋力を遺憾なく発揮し、左手は抱っこ紐越しに娘をおさえ、右手にコップをもち、感覚で放尿を受け止める。ブラインド尿検査だ。

 

やってやったぜ。しっかりと受け止めた。
ブラインド尿検査の神として娘の目に映っていることだろう。

 

もし今後、産後1ヶ月検診をご予定の方は、尿検査の際は信頼できる大人に子供を預けてから尿検査に挑むことをお勧めする。

さらには、自宅でコツコツ抱っこ紐トイレトレーニング(大人のトイトレ)をしっかり行ってから、実戦の場に挑む方が賢い大人だと思う。

 

しかしながら、

抱っこ紐に関しても、トイレに関しても、正しい使用方法では無いので、チャレンジする際は、大人のみなさんは自己責任。
抱っこ紐に収まっているお子様達は健全な人であれば未成年なので、親の責任です。
(万が一、抱っこ紐に収まってる方が成人であれば、自己責任な上に何かしらの罪に問われても仕方がないかと思われます。)

為にならない、子連れで旅行の極意

『子連れで旅行』

すごくいい。

 

こづれでりょこう

 

ひと息に言える長さ、
響き、濁音の程よい主張

 

こづれDEりょこう

 

とてもいい
隙あらば言いたい。

子連れで旅行

子連れで旅行

子連れで旅行

子連れで旅行

子連れで遮光
子連れで受講
小山と渡米
こやなぎるみ
こ生意気なおでん
底知れぬマツコ

 

子連れで旅行で遮光の受講をKOYAMAと…渡米したこやなぎるみと小生意気なおでんを〜底知れぬマツコを添えて〜


そう。今年の夏、初めて子連れで旅行してきたんですよね。
経験者として、子連れで旅行のコツや注意点を伝授しますね。

 

朝、妙に早く起きること。
これに尽きる。これがコツその1だ。

 

妙に早く起きることで余裕を持って、爽やかな笑顔で子供の口に朝ごはんを詰め込めるし、軽やかな手つきで子供に日焼け止めを塗りたくれるし、無駄のない動きで旦那さんにオムツ替えの指示ができる。

これぞスーパー母さんだ。

スーパー母さんは妙に早起きなのだ。

 

子供が起き出す前にいそいそと起床し、まずは手始めにお化粧の儀を執り行う。

 

決して、日中の顔と寝起きの顔が違いすぎて子供に泣かれるからではない。

 

そして、録画してあるワイドナショーを見る。
スーパー母さんたるもの、旅行の日だろうといつもの日課は外せないのだ。


ふと気がつくと結構やばめな時間。
ふと気がつくあたりスーパー母さんだ。


冷凍してある、いや、フリージングしてある作り置きの離乳食次々に解凍し、

ささみとトマトと粉ミルクをぶち込んだお粥に、野菜が少ないことに気がついて急遽人参を差し込んだものを作り上げる。

 

本当は
チキンとトマトのクリームリゾット キャロット添え
と言いたいところだけど、スーパー母さんは謙虚だ。

 

起こされて不機嫌な子供の前で、日々練習しているズンバダンスを披露し、その素晴らしい動きに感嘆している子供の口にリゾットを流し込む。
ズンバダンスを披露するのがコツその2。

 

子供の朝ごはんという難所を乗り越えればこちらのものだ。

 

リゾットと娘とベビーチェア、その3つが芸術的なコラボレーションを果たした、そのすべてを拭き取る。
芸術とは破壊である。


綺麗になった子供に、よそ行きの服を着させ、昨夜のうちに用意しておいたお出かけグッズを手に取り、
イッテQを見てグフグフ言っている旦那さんに、準備OKとハンドサインを送り、出発進行だ。
ちなみに、海外でハンドサインをする際は要注意だ。隠された意味があることもある。子連れで旅行の注意点その1だ。

 

完璧な滑り出し。
楽しい子連れで旅行の始まりだ。

 

車に乗り込み、次に意識が戻ったら目の前にこのお方が鎮座されていた。

 

 

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今週のお題はてなブログ フォトコンテスト 2017夏」にぴったりな写真だと思う。

 

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 ホラーだ。背筋が涼しくなる。


そもそも、自然に湧き出す温泉スポットにお出かけの予定じゃなかったかな?
滝を見ながらのランチと聞いていたけど。

 

これはどなた?


まず28年生きてきて、こんなにも初見な食べ物がまだこの世にあったことに驚き。
これでもクレイジージャーニー毎週見てるんですけどね。
スーパー母さんもまだまだ修行が足りない。

 

旦那さんにいきさつを聞くと、どうやらドライバーさんが道を間違えすぎて、目的のスポットにたどり着けなかったらしい。
そこでやむ終えずおすすめっぽいレストランに入ったそうな。

 

そんないざこざも、妙な早起きのおかげで爆睡して乗り切れたというわけだ。

 

そんな楽しい、タロイモアイスクリームの味のする初めての子連れで旅行体験であった。


子連れで旅行の際は、目的地をきちんとナビに入れて出発することをお勧めする。お気に入りのおもちゃを選定するより先に、目的地を入れるべき。子連れで旅行の注意点その2だ。


ただ、ハプニングが起きようとも成功せずとも子連れで旅行って楽しいですね。

プランBで立ち寄った湖が暴風雨で全く見えなくても。

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思い出深い。

 

まさに、
子は鎹。

 


『かすがい』という漢字も全くの初見だ。
スーパー母さんには程遠い。