見えない敵との戦い with ミルトン
私はここ8ヶ月見えない敵と戦っている
文字にすると完全にやばそう。
宇都宮くんのお父さん、最近見えない敵と戦ってて帰りが遅いらしいよ。
最近引っ越してきたお隣さんの溝口さん、見えない敵と戦ってるタイプの人間らしいよ。
新任の白井先生、見えない敵と戦っちゃうらしいよ。
あの見知らぬ美女、見えない敵をコテンパにやっつけるらしいよ。
やばそう。
書く内容を変えたほうがいいかも。
娘のまつげが、今日は一本だけ変な方向向いてた話に変えたほうがいいかも。
それでも書きたい。
まつげはまた今度にして、今日書きたい。
まず、朝起きたらすぐに歯を磨いて顔を洗う。
娘が起きだす前に、光の速さに追いつけ追い越せの速さで行なう。
夜のうちに自分自身に侵略してきた敵を倒すのだ。
そして、前の日寝る前にミルトン(赤ちゃん用消毒液)に浸したおもちゃを取り出して拭く。
私が絶大なる信頼を置く、99.9%除菌と大きく書いてあるシートで無我夢中で拭く。
やりすぎと言われても拭く。
これで敵は大幅に減る。
気配でわかる。確実に減っている。
娘が起きたや否や、オムツを替え、
寝ていたベッドに、赤ちゃんも安心タイプのファブリーズをきっちり6回吹き付ける。
敵は夜の間に増える。気配でわかる。
でも大丈夫、ファブリーズで一網打尽だ。
そして、1番の戦闘体制となるのが離乳食の時間。
ケトルで熱湯を作る。
これで1発。
ミルトンした食器たちに熱湯をぶちまける。
やりすぎと言われてもぶちまける。
これで勝ち。
敵は多くても弱い。
戦闘力はクリボーくらいだと思ってる。
ただ、そんな油断が仇となり、スプーンを落とした。
敵に一気に攻め込まれた。絶対。
気配でわかる。
でも大丈夫。
こっちには予備のスプーンがあるのだ。
不測の事態に備える先見の目。
『先回りのできない者は要らない』
会社員時代に散々言われてきた。
そんなこと言わないでよせんぱ〜〜いと思っていたが、今ここで役立った。
離乳食の前に、お礼のメールを打とう。
『お礼と謝罪はすぐにする事。』
これも散々教え込まれたからね。
スマホで先輩にお礼のメールを打ったことによって、かなり敵に攻め込まれた。
一刻も早く手を洗わなければ。
あれぇ、手は洗ったけど、
このタオルは侵略されてないかな…
えぇ、さっき食器に熱湯かけたけど、
熱湯の効力ってどれくらいなの?
わぁ、、娘が、
娘が手づかみでご飯食べ始めた。
うわ、食器の裏を舐め始めた。
負けた。完全に負け。
降参。
むりむり。クリボーだって億単位でそこら中にいたらむりでしょ。
スーパーマリオでもファイアマリオでもムリ。
疲弊。戦いはかなりのエネルギーを消耗する。
そのうえ負けだなんて、エネルギーの無駄遣い。
戦わずに済む方法はないか。
今日から敵と仲良くしよう。
きっと話せばわかる子たちだよね。
そこに居ていいから、悪さはしないでねってお願いすればきっとわかってくれる。
今まで目の敵にしてごめんね。って
『お礼と謝罪はすぐにする事』って教えられたしね。
もはや見えない敵ではない。見えないお友達として暮らそう。
お互いwin-winだよね。
ほらほら一緒にお茶でもしようよ。
と、相手が油断した隙をついて、
熱湯をぶちまけてミルトンにドボン。
はい、勝ち。
最後は私の勝ち。いつだってそう。
勝たないと意味がないんだよ。
勝者だけが正義だ!ってドフラミンゴも言ってたもん。
娘の正義でありたいもの。
要約すると、
ミルトンってみなさんいつまでやってますか?
という記事です。