足を崩して読む育児日記

0歳の娘がいます。正座で読むと痺れる育児日記です。

子連れトイレのプロフェッショナル〜大人のトイトレ〜

小さなお子さまを育てていらっしゃるお父様お母様、抱っこ紐トイレ、行ってますよね?

抱っこ紐トイレとは、抱っこ紐に子供を装着した状態のまま用をたすこと。

 

え、トイレにチャイルドシート的なものあるじゃんね。って思うよね。

 

そうよね。私もそう思う。


けどね

まず切羽詰まってる時は、あんないろんな紐がブラブラしてて、どこをどう引っ張れば外せるのか一瞬考えなきゃいけない構造の抱っこ紐を、いちいち外したりできません。

それに、子供が爆睡してるタイミングで催すことあるし。
抱っこ紐のなかで愛する我が子が綺麗な寝顔をお披露目してくれているのに、自分の老廃物を排出するためだけに起こすなんて、自然の摂理に反している。神のお導きに反している。

だから、抱っこ紐で抱っこしたまま用をたすのだ。神のお導きともいえる。

 

うそです。

 

8割の確率で単純に面倒臭いから抱っこ紐トイレします。
降ろしたり座らせたり、また抱っこしたり、、が非常に、猛烈に、面倒臭い。

座らせても、57%の確率で泣き叫ぶし。

娘に目の前で号泣されながら、自らはお尻を出してトイレに座ってる図。
泣きたくなる。

用を足しながら、「ほーれほれほれ」と変顔をしてあやす図。
泣きたくなる。

それならばもう、抱っこ紐のままトイレしましょっていうことになる。

すると、
我が子と私は一心同体、私はどんな時も我が子の味方。
そういう綺麗な心でトイレに挑める。

 


たが、この抱っこ紐トイレ、初心者には難しい。


急に反り返ったりイレギュラーな動きをかます8キロのお米をリュックに入れて、前に背負った状態でトイレをすることを想像してほしい。


重心がやけに前にある上に、下は全く見えない。

 

背筋にバランス力、コミュニケーション能力に統率力、透視力に想像力、腕力に脚力、剛力に彩芽、さまざまな力が必要なのだ。

 

また、冬はタイツや腹巻などの妨害により難易度が上がるため、冬の抱っこ紐トイレは、テクニカルポイントが3.5点加算される。

 

ちなみに、私の抱っこ紐トイレデビューは、自分の産後1ヶ月検診で、尿検査なるミッションを課された時だ。


抱っこ紐トイレデビュー初日で尿検査なんて、社会人デビュー初日に常務を口説き落とすくらい無謀。

社会人デビュー初日に常務を口説き落とすのは割と簡単な可能性もある。
いつだって20代前半の女子の初々しさは武器だ。

 

でも、抱っこ紐トイレ初日の尿検査には、初々しさは不要。まずもって、私はアラサーだから初々しさは足枷でしかない。

背筋とハムストリングの筋力を遺憾なく発揮し、左手は抱っこ紐越しに娘をおさえ、右手にコップをもち、感覚で放尿を受け止める。ブラインド尿検査だ。

 

やってやったぜ。しっかりと受け止めた。
ブラインド尿検査の神として娘の目に映っていることだろう。

 

もし今後、産後1ヶ月検診をご予定の方は、尿検査の際は信頼できる大人に子供を預けてから尿検査に挑むことをお勧めする。

さらには、自宅でコツコツ抱っこ紐トイレトレーニング(大人のトイトレ)をしっかり行ってから、実戦の場に挑む方が賢い大人だと思う。

 

しかしながら、

抱っこ紐に関しても、トイレに関しても、正しい使用方法では無いので、チャレンジする際は、大人のみなさんは自己責任。
抱っこ紐に収まっているお子様達は健全な人であれば未成年なので、親の責任です。
(万が一、抱っこ紐に収まってる方が成人であれば、自己責任な上に何かしらの罪に問われても仕方がないかと思われます。)