足を崩して読む育児日記

0歳の娘がいます。正座で読むと痺れる育児日記です。

オムツ替えから見る我が子の将来

娘ももう産まれて9ヶ月。
280日くらい。

 

少し前まで首もふにゃふにゃで、か細い声でにゃーにゃー言うことしかできなかったのに、今では寝返りは自由自在、ずり這いは高速、下の歯が2本立派に生えている。
母子手帳に載ってる成長曲線のど真ん中をいく、王道派のあかちゃんだ。

 

新生児時代は、首なんてほんとふにゃふにゃで、いつ首が座るかな〜ってウキウキしてたのに、今や誰が見ても座ってる。

 

彼女の体の4分の1を占めてる頭を首一本で支えてる。首の責任感すごすぎる。

 

つまり、日本の人口に換算すると、65歳以上の大先輩たちの豊かな老後を1人で一手に引き受ける事になる。

彼女の首は未来の宝だ。

 

今日の日本を作ってくれた大先輩方を、敬い、大事にできるそんな大人になってほしい。

 


話は逸れたが、そんな輝かしい未来を背負って彼女は日々成長している。
成長は何よりも喜ばしいが、彼女の成長に私のオムツ替えスキルが追いついていない。

 

完全マスターした寝返りを何としても披露したい娘、仰向けの状態でしかオムツを替えられないお肌の曲がり角真っ盛りの母。

 

仰向けに、すれどもすれどもうつ伏せに寝返る。

『仰向けにしたらば間髪入れずにうつ伏せに返る』
そういう儀式だと勘違いしているのかもしれない。なにがあろうとうつ伏せに返る。


絶対に両肩を床につけてはならぬ。という決心が彼女の目から伝わってくる。

 


これは、


将来の吉田沙保里選手かもしれない。

 


月齢9ヶ月にして、いかなる時も絶対に両肩を床につけないという闘志を持ち合わせている。

 

数年後レスリング選手として世界に羽ばたき、日本を、世界を救う将来が見える。
何しろ彼女の首には、日本の65歳以上の大先輩方の豊かな老後が乗っかっているのだ。

 

レスリングで天下を取った日には、母は9ヶ月の時から娘の可能性を信じていた。と胸を張って言える。
驚くほどくだらないこのブログが役に立つ日が来る。


しかし、世界の壁は高い。そして厚い。
天下を取るには日々の鍛錬が必要だ。

 

そのためには、私はオムツ替えの、いや、フォール(レスリングの決め技)のスキルを上げて彼女の鍛錬に付き合わなければ。

 

娘の、最初にして最大の壁は自分でありたい。

 


そうと決まれば早速「レスリング フォール コツ」で調べてみる。

 

…全然理解できない。

こんなに理解できないことある?是非みなさんも調べてみて。
カタカナが多すぎる。

 

 

仕方なしに「オムツ替え コツ」で調べる。
人間妥協も必要だ。スポーツマンだって稀に妥協することもあるだろう。

 

すると。。。


「寝返りを打ったら、テープタイプからパンツタイプに切り替えるとよい。」と。


パンツタイプに切り替えるとよい。


パンツタイプ。


スポッと履かせるだけ。
うつ伏せ状態でもスポッと履かせることが可能だ。


こりゃ〜いいや!
夫よ!今日は早めに仕事を切り上げて、パンツタイプのオムツ買って帰って来て。


寝返りたいだけ寝返ればいいんだ。
やりたい事をやりたいだけやらせる。
今流行りのモンテッソーリ教育だ。


このまま両肩を決して床に着けないスタイルを貫いて、レスリング選手になるでもよし、強靭な首を活かして、活かして、、なんかやるでもよし、平凡に穏やかに暮らすでもよし。

 

人様に迷惑をかけず、人生を全うしてくれれば私はそれだけで涙が出るほど嬉しい。

 


あと、

オムツ替えの時間が半減して涙が出るほど嬉しい。ありがとうパンツタイプオムツ。