亀田製菓の陰謀を見抜いた。ハインハインに掌握される世界の到来も間近。
ハインハインご存知ですか?
こちら。
うちの娘も大好きハインハイン
赤ちゃんせんべいといったら、はい。
ハインハイン。
赤ちゃんの味方とみせかけて、全面的に親の味方、みんなが大好きハインハイン。
これ、45年の歴史があるそう。
ということは、45歳以下の日本人は一度はハインハインを口にしているはず。
そこのあなたも、物心がつく前、ハインハインの虜になっていたはず。
幼き頃、日本に住まわれていた方はもれなくハインハインの餌食になっていたはずだ。
あっちを餌食にしているつもりが、そっちが餌食になっていたのだ。
あれ、こっちが?
ん、あっちが?いや、そっち?
とにかく、あっちのハインハインは亀田製菓さんの製品って知ってました?
亀田製菓といえば?
ハッピーターンでしょ。
あの世にも恐ろしいハッピーターン。
なぜあんなにも中毒性があるのかやっとわかった。
生後7ヶ月からハインハインに魅了され、あの細長くて握りやすい形状に洗脳され続けていると、
自分でお菓子を選べるお年頃になったとき、無意識に同じ形状のハッピーターンを手に取ってしまう。
自分の意思でお菓子を選んでいるつもりが、亀田製菓に操られていたのだ。
ハインハインからはじまり、ハッピーターン、ソフトせんべい、ぽたぽた焼、さいごは柿の種で締めくくられる。そういう人生。
亀田製菓の引いたレールの上を歩む人生。
恐ろしい。45年も前から、人ひとりの人生を乗っ取る計画を企てていたのだ。
(子供がハインハインデビューを果たした)この日、私は思い出した。亀田に支配されていた恐怖を。
進撃のハインハインだ。
お休みの日にお父さんと公園に行き、一枚ずつ分け合ったハインハイン。
午後3時、おやつの時間に、お母さんに抱っこされながら食べたハインハイン。
どれもキラキラとしたかけがえのない大切な
妄想。
正直、小学2年生以前の記憶はございません。
しかし、ハインハインを一口たべると懐かしい気持ちで胸がいっぱいになる。
こんな気持ちにさせる亀田製菓の狙いは一体なんなんだ。
45年前、突如としてターゲットを赤ちゃんに絞った製品を生み出した理由は?
『遺伝子レベルで日本を掌握する』
間違いない。
ハインハインを食べていた男女が大人になり、お互いハインハインが大好きだったことを自覚せずに結婚し、子供を産む。
ハインハイン好き×ハインハイン好き
もちろん子供はハインハイン好きだ。
遺伝子に「ハインハインが強烈に好き」と書き込まれている。
ハインハインへの想いの強い個体のみ生き残る。弱肉強食。これぞ自然界のルール。
万が一、
ハインハイン好き×ハインハイン普通
の2人が結婚したとしても、子供はハインハイン好きが生まれる。
ハインハイン好きが優勢だからだ。
思い出して欲しい。中学生くらいの時、直毛と巻毛のモルモットで遺伝について習ったはずだ。残念ながら遺伝にも優劣がある。
近々、
「遺伝についての授業は、ハインハイン好きなモルモットとハインハイン普通なモルモットで説明すること。」と文部科学省から直々に指示が出ることだろう。
こうして「ハインハイン好き」としてこの世に誕生してしまえば、もう亀田製菓の手の中で一生過ごすことになる。
恐るべしハインハイン。恐るべし亀田製菓。
亀田製菓が日本を乗っ取るのも時間の問題だ。
しかし、
にこにことハインハインを頬張る娘の横で、
私と旦那さんはハッピーターンを食べ、
隣では、父と母が柿の種を仲良くピーナッツと茶色いのを分けっこしながら食べる。
そんな幸せなおやつタイムを提供してくれる亀田製菓、MAJIさいこー。
私は亀田製菓の引いたレールの上を胸を張って歩んでいこうと思う。
(亀田製菓の回し者でもなければ、親族にも友人にも亀田製菓の関係者はおりません。たぶん。むしろ亀田製菓さんごめんなさい。えへへ。)