足を崩して読む育児日記

0歳の娘がいます。正座で読むと痺れる育児日記です。

鎖骨がなぜ「くさりのほね」なのか ー授乳中の赤ちゃんのつねり行為の対策を添えてー


娘に鎖骨をつねられてボロボロなんだけど、対策を考えた。というお話です。
対策だけを知りたい方は最後の6文くらいを読めば30秒で読み終わります。まともな方は、最後だけ読むのが正解かと思います。

では、これから駄文を書かせていただきますのでご容赦ください。

 

私の身体の中で唯一の推しスポットが、鎖骨。

太っても鎖骨はかろうじて出るタイプでして、しゃくれ鎖骨です。


だけど、知ってましたか?
鎖骨がなぜ「くさりのほね」なのか。

その昔、中国では囚人が逃げ出さないように、この部位に穴を開けて鎖を通して繋いでいたから。だそう。

恐ろしすぎる。
現代の日本に生まれてよかったと心の底から思った。
私の鎖骨、絶対穴あけし易いし。
新人穴あけ作業員の、研修先として指定されそう。
「みーんなアイツの鎖骨を通って大きくなるんだよ。」って人事課長あたりが新人を励ましてる図が容易に想像できる。

恐ろしい。人の骨なんだと思ってるんだ。

それに、たとえ昔の中国で穴開けて鎖繋いでた骨だとしても、なんでそこから名前とったの。
名付け親の狂気を感じる。

「なんか鎖繋いでたらしいし、鎖骨でいいっしょ。決まり。」

200本以上ある骨の名前つけなきゃいけないから、途中でダークサイドが出てくることもあるとは思うけど、そういう時は誰かが止めないと。
ふざける方向性間違えてる。


そんな数奇な歴史を歩んできた鎖骨ですが、今は割と人気ですよね。
鎖骨美人なんて言葉もありますし。
昔は穴開けられてたのに今では、ある界隈では大人気。

そしてなんと、うちの娘も鎖骨が大好き。
生後9ヶ月にして鎖骨が好きなんて渋い。

授乳中は必ず私の鎖骨をつまみます。
(彼女自身の鎖骨はまだお目見えしてません。)

かなりの力でつまみます。ちょうど、硬めのさきイカを裂く時ぐらいの力です。
しかもご機嫌だと爪たててつねります。

ご機嫌だと鎖骨をつねるってどういう思考回路してるのか甚だ疑問ですが、
ご機嫌だとプレイバックPart2を熱唱する私も、娘から見たらきっと思考回路どうかしてると見えてるんだろう。

ご機嫌で、馬鹿にしないでよ〜‼︎‼︎って叫んでるんだから、とうとうどうかしたんじゃなかろうかと内心ビクビクしてることだろう。

ちなみに娘がぐずっている時は、安全地帯の「悲しみにさよなら」のサビをエンドレスリピートします。
泣かないでひとりで〜微笑んで隣で〜
と、玉置さんになりきって甘く熱唱するのがおすすめです。

娘には一切響いておりませんが、母は日々玉置っぷりをあげています。


さぁ、鎖骨にお話を戻しますと、
愛する我が子に自慢の鎖骨を触れていただけるなんて、こんな光栄なことはないんですが、
正直とにかく痛いんですよね。

つねり倒すので、鎖骨周辺は傷だらけでボロボロです。
もう鎖骨から、抓られ骨(つねられこつ)に改名したいほど。
そして、28年ものの皮膚は修復能力が衰えてきていて、傷やアザがなかなか治りません。このままシミになるんじゃなかろうか、、、と日々怯えて暮らしています。

もしや、娘の先祖は、古代中国で鎖骨に穴あけまくってた、鎖骨穴あけ界のエースだったのでは?

輪廻転生、古代中国で穴を開けられてた者と、穴を開けまくってた者が今ここで対峙している。親子という形で。
私と娘の輪廻転生のお話は、ハリーポッターくらいの分量になりそうなので、ひとまず輪廻転生のお話はやめておきますね。
前前前世」をねじ込む最高のタイミングですが長くなるので我慢します。


そんな娘の鎖骨愛がすごすぎて、私の鎖骨では受け止めきれなくなってきたので、ちょっくら調べてみると、なんと授乳中や抱っこ紐中に鎖骨周辺をつねられる人って結構いるとのことです。


そこで、皆さんの美しいデコルテを守るべく対策を考えました。IKKOさんもデコルテは大事って常々仰ってるからね。


何故あんなにつねってくるかというと、きっとそこに鎖骨があるからなんだと思うんですよね。鎖骨がなければ、そっと手を添えて大人しくおっぱいを飲むと思うんです。


そう、鎖骨がなければいいんです。


皆さん。ご存知ですか?鎖骨の消し方を。

太って埋もれさすとかじゃなく、存在自体を消す方法を。

 

古代から伝わる秘技。

それは、

 

四足歩行

 


四足歩行を続けたことにより、犬や猫を始め、
ウマ、マウンテンゴート、トラ、ラクダ、ダ…、ダ…、ダルメシアン
などの哺乳類の鎖骨は見事に綺麗さっぱりなくなりました。

「犬猫、鎖骨なくなったってよ。」

です。

つまり、四足歩行さえ続けていれば綺麗なデコルテを保つことができる。そうですよね?IKKOさん

娘のハイハイの練習と称して、四足歩行を積極的にとりこめば、鎖骨は退化していく。これは地球の歴史が物語っているまぎれもない事実です。


しかし、ここで1つ重大な問題があります。

四足歩行するなんて人目が怖いとか、親に言えないとか、法律的にありなの?とか、ついでに尻尾も生えてきそう。とかそういうちっぽけな問題ではありません。


鎖骨を消すと、体の構造上、ハグが出来なくなるんですって。


両手を広げてハグするラクダなんて見たことないですよね。
普通は、ヨダレを飛ばすラクダしか見たことないはず。


鎖骨を消すとハグが出来ないなんて…
こんなに愛おしい娘がいるのにもかかわらず、鎖骨を消したばかりに、ハグが出来なくなるなんて、地獄の極み。

我が子をハグすることを捨ててまで四足歩行を選んだラクダの精神力には感服です。あえて砂漠に生息してるあたりも、マジリスペクト。


私にはそんな事は出来ません。
私は鎖骨の痛みは我慢して、ハグができる人生をとります。あと絶対、定住先に砂漠は選びません。

 

 

これで終わると、数日の間に鎖骨に穴を開けられそうなので、授乳中の赤ちゃんのつねり行為の対策について1つご提案させていただきますね。

授乳中、赤ちゃんにつねられてお困りの方、授乳の前にいつもつねられる場所にボディローションかワセリンかなんかを、引くほどたっぷり塗りたくっておきましょう。
すると、滑ってつねれないので痛くないですよ。あと保湿もできるし一石二鳥。


全ての赤ちゃんに効果があるかは全くわかりませんけどね。
ただ、鎖骨穴あけエースの末裔には効果がありました。

ぜひお試しあれ。