お熱が出たお話
人生で初めて知恵熱を出した。
知恵熱の定義をよく知らないけどこれ知恵熱ですか?
朝起きてコーンフレークをもりもり食べたら、
急に寒い。
極寒。寒さの極み。
アルピニストから防寒対策について学んでおけば良かったと後悔するくらい寒い。
パーカーとスエットをひっぱりだしたらタンス臭くて捨てたくなったけど、寒くて遭難しそうだったから、きっとアルピニストも着るだろうと思って口呼吸に切り替えて着た。
アルピニストさん、次はどうすればいいですか
寒いんどすえ
寒さに震えながら、アルピニストが出てそうな番組を探す。
アルピニストといえば情熱大陸でしょ。
料理人の回だった。
食欲とかないからパセリ。いや、パス。
呂律も回らなくなってきた。
横になりたい。しかし、8:30am、娘の朝ごはんの儀。
雄叫びをあげる娘に、偉いねーかわいいねーお利口さんだねーとゴマをすりまくりなんとか食べさせた。
娘は食後が1番よく寝る。
これに賭けるしかない。寝てくれ。深く深く寝てくれ。
念ずれば通ず。どこかで引いたおみくじに書いてあったはず。
念。念。念。念!念念ころりや!
寝た。
生後8ヶ月にして親孝行だ。
必ずや夕飯には好物のバナナをあげるからね。
ここぞとばかりに自分も横になる。
目をつぶる。
目をつぶると、胡座をかいたヤムチャが20人くらいぐるぐる回っているのが見える。
なんのメッセージなんだ。
私の体に一体何が起こっているのか。
これが最後の記憶。
30分後目を覚ますと、暑い。
バカ暑い。
そして、カレーが食べたくて居ても立っても居られない。
カレーが食べたいなんて、健康じゃないとありない。
治ったのだ。
この現象は知恵熱ですか?
そもそも知恵熱ってなんなの。
体温計が壊れてるからわからないけど、ざっと38度はあった気がする。
健康って本当にすばらしいですね。
睡眠カフェに行きたい話
銀座に睡眠カフェが期間限定で出来るよって友達から連絡があった。
500円で、高級ベットで3時間お昼寝できるシステム。
200円で椅子でお昼寝のコースもあるらしい。
どちらもなんかいい感じのコーヒー付き。
行きたい。行きたすぎる。
どうして行かないの。why not?
3時間寝てコーヒーでお目覚め。
魅力しかない。
このフレーズのどこにも不快な部分がない。
3時間じゃ少ないのではないかというご意見もおありだろう。
だが、これはお昼寝の話だ。
3時間以上寝たらそれはもう本気寝の部類に入る。カプセルホテルの管轄だ。
では、3時間は長いのでは?というご意見も当然出てくると思う。
しかし、お昼寝ソムリエの私から言わせていただくと、3時間全てを睡眠に当てるんじゃないよ。という具合だ。
ゴロゴロしながらスマホをいじって寝入るまでに1時間ほど。そして1時間半ぐっすり寝る。
残りの30分は、起きてんだか起きてないんだかわかんない状態、つまりゴロゴロをする。そしてむくりと起き上がり、あつあつのコーヒーを飲んで目を覚ますのだ。
完璧。どこにも不快感がない。これぞ大人のお昼寝。360度隙のない完璧なお昼寝スタイル。まさに鉄壁。
あのメッシでもどこにも攻め込めるはずがない。すぐに降参してベッドに飛び込むことだろう。
こんな魅力しかない情報を教えてくれた友人に感謝の意を伝え、早速パソコンの前に座り睡眠カフェについて調べようとした。
が、娘がパソコンをれろれろしている。
パソコンをれろれろするのはデフォルト。
彼女の日々の儀式だ。いつものように微笑みながら引き剥がした。
しかし、その瞬間鉄壁が崩れ去ったのを感じた。
私には愛する娘、8ヶ月の乳飲み子がいる。
果たして3時間も離れ離れになり、私は熟睡できるのだろうか。
意気揚々と睡眠カフェに入店し、初めの1時間スマホを見ながらゴロゴロしているうちに、うっかりカメラロールを開いてしまい、うっかりお気に入りの娘の動画を再生してしまった場合、一刻も早く家に帰りたくなるのではなかろうか。
そもそもホーム画面が鬼盛れの娘の画像だ。
スマホをいじった瞬間に家に帰りたくなること必至。
家に帰りたい気持ちを押し殺してあと2時間もベッドに横たわるのは苦行の域に達する。
3時間も離れられないなんて、なんだか自分がすごくお母さんになった気分だ。
カントリーマァムだ。
今すぐカントリーマァムをトースターでチンしたい。
これも睡眠カフェのおかげ。
母性確認料として500円お支払いしたい。
でも
実際に行ったら秒で寝れる自信ある。
ごめんよ娘。夢で会いましょう。
赤ちゃん休憩室
何は無くともWi-Fiを探していた。
設定→Wi-Fi
無意識下で操作ができる。
Wi-Fiの気配すら感じられるようになった。
好きな男性のタイプはポケットWi-Fiを持ち歩いている人だ。
事実、結婚相手はポケットWi-Fiを持ち歩いていた。
しかし、子供を産んだ今、探しものが増えた。
今はWi-Fiを無意識下で探しながら、
意識では常に赤ちゃん休憩室を探している。
いつ如何なる場所に行こうとも、
赤ちゃん休憩室の存在を探している。
なんなら目的地に着く前からWi-Fiを使って赤ちゃん休憩室を探している。
向かいのホーム 路地裏の窓
こんなところにいるはずもないのに
さながら
one more time one more chance
ちなみに、赤ちゃん休憩室とは、
オムツ替えの台と授乳室が基本装備されている場所だ。
オプションで、ミルク用のお湯、オムツ用ゴミ箱、オムツ替え用シート、離乳食販売機、オムツ販売機、ベビースケール(赤ちゃん用の体重計)、さらには保健師さんがいる赤ちゃん休憩室もある。俗にいう赤ちゃん休憩suite roomだ。
赤ちゃん休憩室が私は大好きだ。
赤ちゃん休憩室があるのと無いのとでは、
精神的な安心感が23倍違うからだ。
赤ちゃん休憩室がない場所にご飯を食べに行った時、授乳時間を9回確認し、オムツの様子を14回確認した。
赤ちゃん休憩室がある場所にご飯を食べに行った時は、1回しか確認していない。
つまり23倍安心して過ごせたのだ。
さらに、幸運にも赤ちゃん休憩suite roomに出くわした時は、保健師さんの手が空いていれば必ずまとわりつくことにしている。
体重の増えが気になるやら、まだ腰が座ってないけど大丈夫か?やら、離乳食の食いつきが悪いなどなど。
ただただ『大丈夫ですよ。』と保健師さんのお墨付きが欲しいがために聞き倒す。
どんなイレギュラーな事態が起きようとも、まずは赤ちゃん休憩室に逃げ込めばいい。
八百万の神が宿りし場所といっても過言ではない。本気で宿ってる可能性は大いにある。
いつか娘が大きくなったら、お世話になった赤ちゃん休憩室へのお礼参りに娘と行くのが夢だ。
つい1年前までは存在すら知らなかったのに。
今や赤ちゃん休憩室を探しまくっている。
これに付随して好きな男性のタイプもおのずと変わってきた。
ポケットWi-Fi持ち歩く系男子ではない。
見えない敵との戦い with ミルトン
私はここ8ヶ月見えない敵と戦っている
文字にすると完全にやばそう。
宇都宮くんのお父さん、最近見えない敵と戦ってて帰りが遅いらしいよ。
最近引っ越してきたお隣さんの溝口さん、見えない敵と戦ってるタイプの人間らしいよ。
新任の白井先生、見えない敵と戦っちゃうらしいよ。
あの見知らぬ美女、見えない敵をコテンパにやっつけるらしいよ。
やばそう。
書く内容を変えたほうがいいかも。
娘のまつげが、今日は一本だけ変な方向向いてた話に変えたほうがいいかも。
それでも書きたい。
まつげはまた今度にして、今日書きたい。
まず、朝起きたらすぐに歯を磨いて顔を洗う。
娘が起きだす前に、光の速さに追いつけ追い越せの速さで行なう。
夜のうちに自分自身に侵略してきた敵を倒すのだ。
そして、前の日寝る前にミルトン(赤ちゃん用消毒液)に浸したおもちゃを取り出して拭く。
私が絶大なる信頼を置く、99.9%除菌と大きく書いてあるシートで無我夢中で拭く。
やりすぎと言われても拭く。
これで敵は大幅に減る。
気配でわかる。確実に減っている。
娘が起きたや否や、オムツを替え、
寝ていたベッドに、赤ちゃんも安心タイプのファブリーズをきっちり6回吹き付ける。
敵は夜の間に増える。気配でわかる。
でも大丈夫、ファブリーズで一網打尽だ。
そして、1番の戦闘体制となるのが離乳食の時間。
ケトルで熱湯を作る。
これで1発。
ミルトンした食器たちに熱湯をぶちまける。
やりすぎと言われてもぶちまける。
これで勝ち。
敵は多くても弱い。
戦闘力はクリボーくらいだと思ってる。
ただ、そんな油断が仇となり、スプーンを落とした。
敵に一気に攻め込まれた。絶対。
気配でわかる。
でも大丈夫。
こっちには予備のスプーンがあるのだ。
不測の事態に備える先見の目。
『先回りのできない者は要らない』
会社員時代に散々言われてきた。
そんなこと言わないでよせんぱ〜〜いと思っていたが、今ここで役立った。
離乳食の前に、お礼のメールを打とう。
『お礼と謝罪はすぐにする事。』
これも散々教え込まれたからね。
スマホで先輩にお礼のメールを打ったことによって、かなり敵に攻め込まれた。
一刻も早く手を洗わなければ。
あれぇ、手は洗ったけど、
このタオルは侵略されてないかな…
えぇ、さっき食器に熱湯かけたけど、
熱湯の効力ってどれくらいなの?
わぁ、、娘が、
娘が手づかみでご飯食べ始めた。
うわ、食器の裏を舐め始めた。
負けた。完全に負け。
降参。
むりむり。クリボーだって億単位でそこら中にいたらむりでしょ。
スーパーマリオでもファイアマリオでもムリ。
疲弊。戦いはかなりのエネルギーを消耗する。
そのうえ負けだなんて、エネルギーの無駄遣い。
戦わずに済む方法はないか。
今日から敵と仲良くしよう。
きっと話せばわかる子たちだよね。
そこに居ていいから、悪さはしないでねってお願いすればきっとわかってくれる。
今まで目の敵にしてごめんね。って
『お礼と謝罪はすぐにする事』って教えられたしね。
もはや見えない敵ではない。見えないお友達として暮らそう。
お互いwin-winだよね。
ほらほら一緒にお茶でもしようよ。
と、相手が油断した隙をついて、
熱湯をぶちまけてミルトンにドボン。
はい、勝ち。
最後は私の勝ち。いつだってそう。
勝たないと意味がないんだよ。
勝者だけが正義だ!ってドフラミンゴも言ってたもん。
娘の正義でありたいもの。
要約すると、
ミルトンってみなさんいつまでやってますか?
という記事です。
コールドプレスジュース
コールドプレスジュース
どうやらすごく流行ってるらしい。しかも割と前から。
又聞き情報によると1970年代にはアメリカで存在してたらしいよ。
かなり出遅れてるけど買ってみようと思い立ったわけです。
恥ずかしいから前から買ってますよ私。風のオーラを醸し出して、
今回はどういうラインナップで買おうかしらっていうスタンスで入店。
張り切りすぎてオープン直後に入店したためお客さんが誰もいない。
店員さんの視線が全部私に向いている気がする。怖い。
一刻も早く購入してこの店から出たい。
この店から出たら、すぐに自販機でピルクル買って落ち着きたい。
けど、どのジュースもおしゃれな名前すぎて何が何だかわからない。
olympianてなに。神の名前でしょ?
神に近づける系ドリンクか。ふむ。
これは良さそう。
でも1本だけ買うとか全然通じゃない気がする。
どうしたものか。
でもこういう時に助けてくれるのが、娘。
気まずいときは大体娘に話しかけて間を持たせる。
抱っこ紐に収まる娘に、どうしようかね〜と話しかけた。
「…。」
※イメージ図
どうしようかね〜
おしゃれカウンターに「どうしようかね〜」が浮いて彷徨ってる。
本当にどうしよう。
降参。
「すみません。初めて買うんですけどどれがおすすめですか。」
優しく教えてくれた。神。
おねぇさんこそ真のolympian。
きっと毎日olympian飲んでるんだ。
初めての人にオススメの味の、
ボディクレンズていう食物繊維多めのやつと
alkazest?とかいうなんだかよくわからないやつ。
あと、olympianは2本も買った。
そそくさと退店。
なんだか買っただけで超いけてるママになった気がする。
味はどれも飲みやすくて素材の味がわかる。
甘すぎずいい感じ。
どう考えても体に良さそう。
ありとあらゆるビタミンと繊維質、水素、ヘリウム、リチウム、ベリリウムにホウ素、炭素、窒素、酸素、フッ素、ネオン、全ての元素を網羅できそう。ニホニウムもギリいけそう。
本当はジュースクレンズとやら、半日〜3日の間コールドプレスジュースと水だけで過ごすのが、ダイエットとか体内浄化にいいらしいけど、そんな修行私には絶対無理。
そもそも神olympianおねぇさんが、授乳中はオススメしないって言ってたし。
olympianの言うことは絶対。
気が大きくなって、Paulでサンドウィッチ買って帰りました。
今までになくおしゃれなお昼。
コールドプレスジュースは健康で、
なおかつおしゃれになれる、神な飲み物でした。
おわり。